この話は、今から10年前ぐらいに兵庫県の田舎で起きた心霊体験です。
僕と友人3人は、夏に高校時代を思い出し旅行を計画をします。
選んだ場所は、サッカー部時代に合宿をしたキャンプ場でした。
宿泊を兼ねた旅行になり、1泊2日で行く事にしたものです。
予約を入れて、数日後に車で利用したキャンプ場へ4人で到着します。
キャンプ場は、広くグランドとログハウスが10軒ほどあります。
僕たちは、1軒のログハウスを案内されて利用する事に。
中に入ると、高校時代に戻った感じでくつろいでいました。
テレビ、ベットなどがあり、懐かしく感じたものです。
昼間、4人は周りにある自然を楽しむため山に登ったり釣りを楽しみます。
途中、カブトムシを採取するなど子供に戻った気分になります。
夕方になると、4人は夕食を食べて宿泊のログハウスに戻りました。
テレビを見ながら、高校時代の話で盛り上がります。
すると、1人の友人が
「怖い話をしよう」
と言い出しました。
1人ずつ怖い話をして行き、部屋はムード満点です。
そして、僕の番になりテレビの横にある人形を見て思い出し「人形の祟り」を披露します。
「ある人の家に置いてある人形を、子供が目玉を取ってしまいました。
すると翌日の朝、子供の顔を見ると両瞼がはれ上がっていたみたい。
次の日子供は目が痛いと言い出し眼医者に行くと、失明寸前の病気にかかっていたそうだ。」
と、僕が知っている怖い話を言います。
こんな風に、4人は話終えた後、ベッドで寝る事にしました。
僕は、1階のベッドで寝る事にして熟睡をします。
すると、何か耳から音が聞こえて来ました。
「タン タン タン」
僕は、目を覚まし開けると、日本人形が胸の上で歩いています。
その瞬間、体は金縛りになり硬直して動きません。
日本人形は、テレビの横にガラスケースに入って飾っていたモノです。
そして、人形は、僕の顔の上まで歩いて来て足踏みをします。
「タン タン タン」
目の上を歩いていますが、薄っすら見えている感じです。
「うわっ!」
と、僕は、力を振り絞って手で日本人形を払いました。
すると、人形は床に落ちて行ったようです。
僕は、もう一度眠りに着きます。
朝になると、僕は昨日の夜にあった日本人形の話を友人にしました。
ケースに入っていた人形は、やっぱり外でテレビの下にあります。
1人の友人が、話をしている僕に、
「お前、目どうしたんだ。腫れ上がってるぞ」
と、言いました。
僕は、鏡の場所へ行き顔を見ると、瞼が腫れ上がっていました。
昨日の夜、体験した事は夢ではなく本当だったみたいです。
僕たち、4人は怖くなり受付ロビーで日本人形の話をします。
すると、スタッフは
「あの部屋、前にも違う人がその体験したみたいです。
すみません人形処分しますね」
と、言い謝罪をしてきました。
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